第22回中部小児がんトータルケア研究会

当番あいさつ

ご存知の通り、小児がんの多くが治癒を期待できる疾患となり、病気を克服して成人となる方が増えています。患者さんが、治療後も自分らしく豊かな人生を送るためには、がん治療そのものと共に、ライフステージに合わせた支援が重要です。小児がん経験者は、晩期合併症のスクリーニングや治療のため長期フォローアップが必要ですが、成人期に入ってからも適切なフォローアップを継続するのは必ずしも容易ではなく、小児医療から成人医療への移行が課題となっています。そこで今回の特別講演は、他県に先駆け移行期医療の仕組みづくりに尽力され、小児がんの専門医でもある千葉大学小児科日野もえ子さんにお願いしました。千葉県での取り組みや今後の展望についてお話しいただき、移行期医療について皆さんと一緒に考える機会としたいと存じます。

新型コロナウイルス感染の流行やウクライナでの戦争など、私達の日常、子ども達の健康や心に大きな影響を与える事件が続いています。一日も早い収束を祈り、困難な状況にある人々に思いを馳せながら、充実した研究会にすることができれば幸甚です。

当番世話人　静岡県立こども病院 血液腫瘍科　渡邉健一郎

開催概要

お問い合わせ

中部小児がんトータルケア研究会　事務局
三重大学医学部附属病院　小児科　平山雅浩

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